釧路湿原ノロッコ号の混雑は?指定席や自由席についてもご紹介!
北海道の釧路湿原を走る「くしろ湿原ノロッコ号」は、期間限定の人気の列車です。
ノロッコ号の開放的な窓から眺める広大な釧路湿原は格別です。
ここではくしろ湿原ノロッコ号の座席や車内で販売されている限定品、
混雑する時期や指定席の購入方法などについてご紹介します。
くしろ湿原ノロッコ号でのんびりと景色を楽しみませんか?
釧路湿原は日本最大の湿原
太古の時代は海であった釧路湿原は、日本最大の湿原で国立公園に指定されています。
この湿原の中を、釧路川が蛇行して流れています。
特別天然記念物に指定されているタンチョウや希少種のイトウ、エゾシカ、キタキツネなど、多種多様な野生動物が生息しています。
くしろ湿原ノロッコ号とは
1989年6月24日から、JR北海道が運行している人気の観光列車です。
「ノロノロ」走る「トロッコ列車」から、「くしろ湿原ノロッコ号」と名付けられました。
釧路駅~塘路(とうろ)駅まで全5駅、約27㎞をゆっくりと走行する、片道約50分の旅となっています。
運行している期間は、例年4月5月のゴールデンウィーク期間と、6月~10月初旬のほぼ毎日。
ゴールデンウィークと10月は1日1往復、6月~9月の大半は1日2往復運航しています。
くしろ湿原ノロッコ号の動画です。乗りたくなること間違いなしです!
混雑する時期は夏休み!塘路から釧路が取りやすい
くしろ湿原ノロッコ号は、子供から大人まで人気があり、
夏休みは予約が困難な場合もある、大変混雑する時期です。
早めに計画を立てて予約をしましょう。
団体ツアーは往路のみ利用する場合が多いので、比較的復路の座席は取りやすいですよ!
4両編成のノロッコ号、自由席は1号車だけ
大自然のパノラマを見るためには、座席がどのようになっているかを知ることが大事です。
できれば良い座席に座りたいですよね。
くしろ湿原ノロッコ号は4両編成、自由席が1両、指定席が3両です。
自由席の車両はローカル線で使用されている普通客車なので、
窓が小さく、ノロッコ号のイメージとは少し離れているかもしれません。
指定席は2-4号車!座席はベンチ席とボックス席
指定席は展望客車で、大きな窓から車窓を楽しめます。
座席の種類は2つあり、ベンチ席とボックス席でどちらも木の造りとなっています。
ベンチ席は2人掛けで、窓を向くように一列に並んでいますが、なんと背もたれが動くのです!
反対側に良い景色があれば、背もたれを動かし、座る向きを変えられる便利な座席となっています。
ボックス席はテーブルを挟み、3人と3人で向きあう6人掛けです。
家族やグループの方にオススメです。
車内販売カウンターで限定品を購入できる
2号車には車内販売カウンターがあり、
様々なグッズやお弁当、限定品などが販売されています。
グッズは、車内限定発売のノロッコ号チョロQや、キーホルダー、クリアファイルなどがあります。
食べる物では、車内限定の釧路名物ザンギ(鶏の唐揚げ)入り「のんびり弁当」と、
とろとろっとした白いプリン「ノロッコ号プリン」、鉄道羊羹などが販売されています。
お土産にオススメですね。
くしろ湿原ノロッコ号の停車駅は5駅
くしろ湿原ノロッコ号の停車駅は5駅です。
ここで釧路駅から塘路駅へ向かう往路を体験してみましょう!
釧路駅を出発したら、しばらくは市街地を走ります。
釧路川を渡り東釧路駅へ到着、次は釧路湿原駅です。
左手に遠くには、雌阿寒岳や阿寒富士、雄阿寒岳を見られます。
釧路湿原駅は無人駅で、タンチョウの翼のような屋根をした、かわいいログハウス風の駅になっていますよ。
この駅から展望台へも歩いていけます。
JRで訪れる細岡展望台、釧路湿原駅から徒歩で何分かかる? | 旅へのチケット
いよいよここからが、くしろ湿原ノロッコ号の見どころとなり、細岡駅へと向かいます。
見どころスポットがたくさんあるので、ノロッコ号も速度を落とし、
徐行運転が多くなり、車内アナウンスをするガイドさんが見どころを説明してくれます。
ガイドさんが「エゾシカが左手にいますよ」「タンチョウが見えますよ」と声掛けをしてくれると、
止まりそうなほどのスピードになりますので、野生動物たちを探してみましょう。
細岡駅を過ぎると右手に達古武湖、左手には釧路川が見え、
カヌーで川下りをしている人がこちらを向いて手を振ってくれたり…
旅先のこんな繋がりって嬉しいですよね。
また、この辺りは車では来られない場所になっていますので、手付かずの自然を満喫できます。
そろそろ終点塘路駅に到着です、約50分の旅、お疲れ様でした。
復路の出発時間まで20~30分ほどです。
ノロッコ号と記念撮影をしたり、駅前には売店もあり、
イモダンゴなどの北海道らしい食べ物も売ってますよ。
1日2往復する日のお得情報
ノロッコ号が1日2往復する時期は、遊びの幅が増えます。
例えば、往路は午前のノロッコ号に乗り、
復路は午後の遅い方のノロッコ号にすると、塘路駅での滞在時間が増えます。
塘路湖やサルボ展望台、サルルン展望台まで散策したり、
釧路川をカヌーで下り、細岡駅から釧路駅へ帰るのも楽しそうですね!
指定席の予約は1ヶ月前から、運転日は公式をチェック
指定席券は1ヶ月前の10時から、全国のJRみどりの窓口、取扱いのある主要旅行会社で購入できます。
大人片道料金は、釧路~塘路間乗車券540円で指定席料が520円の合計1060円です。
釧路駅から塘路駅へ向かう進行方向で言えば、右側にベンチ席、左側がボックス席です。
塘路駅から釧路駅に向かう場合もノロッコ号はUターンしませんので、行きと同じ景色側
つまり進行方向を向いて、左側がベンチ席で右側がボックス席となります。
見どころスポットが多いのは、断然ボックス席側となります。
ボックス席は、A席が窓側、B席が真ん中、C席が通路側になりますので、予約時に希望の座席を伝えましょう。
人気のある列車ですし、良い座席からなくなっていくので、早めの購入をオススメします。
運転日は公式ホームページなどで確認をしましょう。
https://www.jrhokkaido.co.jp/travel/kushironorokko/
まとめ
- 釧路湿原は、日本最大の湿原
- くしろ湿原ノロッコ号はゴールデンウィークと6月~10月上旬の期間限定運行
- 指定席の座席は、ベンチ席とボックス席
- 車内販売カウンターで限定品を購入できる
- くしろ湿原ノロッコ号の停車駅は5駅
- 指定席の予約は1ヶ月前から、ボックスA席がオススメ
紅葉シーズンの10月中は「くしろ湿原紅葉ノロッコ号」と名前を変えて、川湯温泉まで運行します。
広大な釧路湿原を満喫しに、くしろ湿原ノロッコ号へ乗車してみましょう!
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