波照間島へのフェリー・高速艇の欠航率は!?島マニアの私がコツを伝授
日本最南端の波照間島。沖縄に数ある離島の中でも是非とも行ってみたい場所ですよね。
もちろん島には日本最南端の地もあり、そこに設置されている日本最南端の碑はまさに記念撮影の定番中の定番。しかし島には空港はあるものの、定期便は就航しておらず、島へ行くにはフェリーや高速艇などの船で行くしかありません。
その船も沖縄航路の中では最も欠航率が高く、島へ行くのも一筋縄ではいきません。しかし波照間島へ10回以上渡ったことがある島マニアの私だから分かる、波照間島へのフェリー・高速艇の欠航率を予測できるコツを伝授!これがあれば日本最南端の地へも気軽に行くことができることでしょう。
波照間島への船は「高速艇」と「フェリー」欠航率が低いのはどっち?
波照間島には空港はあるものの、現在定期便はありませんので、島へ行くには船しか交通手段がありません。その船も島まで片道1時間強で行くことができる高速艇と、片道2時間強かかるフェリーの2種類があります。高速艇とは水上バスのようなもので、ほとんどの人がこちらで島へ渡ります。フェリーとは貨物がメインの船で、大きな荷物を持った人やのんびり旅する人が利用します。
ちなみに島まで時間は高速艇の方がフェリーより倍早く着きますが、運賃は倍近く高いです(笑)。2017年時点で運賃は高速艇だと片道3090円、フェリーだと1540円とまさに「倍」。
また高速艇は毎日あり、1日3~4便運行しているので日帰りも可能。フェリーは週3便ないし4便で、もちろん1日に1往復しか出ていませんので、のんびり日帰りするのは厳しい。日帰りで波照間島へ行かれる方は高速艇がおすすめです。
そして気になる欠航率。高速艇はスピードが速いものの、欠航率はかなり高く、冬場は半分近くが欠航する感覚。フェリーは高速艇よりも欠航率が低く、冬でも大シケにならない限りほとんど欠航しません。もちろん台風時は高速艇もフェリーも全て欠航しますが、それでも台風後に再開が早いのはフェリーです。
欠航率だけをとればフェリーの方が低くて便利そうですが、いかんせん毎日船がありませんし、片道倍の時間がかかるとなると、フェリーはなかなか積極的に利用できないかもしれません。
でも私は時間よりも運賃。安上がりで済むフェリーをいつも利用しているので、欠航はあまり気にしたことがありません。
フェリーはデッキ出られるので風があったり潮の匂いが感じられて「あぁ旅しているなぁ」という感覚になれるのでおすすめです。
石垣島から波照間島への船は波の高さ3m以上で欠航する!
フェリーや高速艇の欠航率は「波」の高さで決まります。私の経験では高速艇だと「3m以上」になると欠航、「5m以上」だと高速艇もフェリーも欠航って感じ。
ちなみに夏は台風が近海にいなければ、波は「1~2m」程度なので、欠航率をそれほど気にしないでOK。夏は台風が多いので、台風の有無で欠航率は決まります。
そして問題は冬。冬の沖縄は常に強い北風が吹くので、波も常に「3m前後」あります。つまり冬の波照間島へのフェリーや高速艇は、常に欠航率が高いと言うことになります。中でも冬の高速艇は欠航率がとても高く、終日欠航になることも多いんです。冬に波照間島へ行かれる際は、この「波の高さ」を確認し、フェリー利用も考えたスケジュールを計画しましょう。
波の予報はここで確認できます。
http://weather-gpv.info/
波照間島へのフェリー・高速艇は揺れにくい場所があるんです!
とかく欠航率を心配する波照間島へのフェリーや高速艇。その理由は、途中の海が荒れやすいから。つまりのところ、波照間島への船はとにかく揺れます!船酔いしやすい人には、沖縄の中でも最もキツイ航路と断言(笑)。酔うと本当に気持ち悪くて最悪ですよね。
でもそんな船でも、なんと揺れにくい場所があるんです!
それは「中央通路側」&「船の後方」。
船が左右に揺れる場合、窓側の席は大きく上下に揺れますが、通路側の席は意外と揺れ幅が小さいんです。
また前後に揺れる場合は、船首は大きく揺れますが、船の後方はあまり揺れないんです。
つ・ま・り・・・
「船の後方通路側」がベストチョイス!
地元の人は早めに船に乗り、ちゃっかりその席をキープしていることでしょう。
欠航したときのための代替プラン!竹富島や石垣島観光も考えておこう
欠航してしまっても他の島には船が出ていることが多いです。石垣島を観光することをおすすめですよ。
石垣島でGWを過ごすなら1日1島!島マニアの完全ガイド | 旅へのチケット
石垣島の穴場グルメ5選!石垣島リピーターがおすすめするお店とは? | 旅へのチケット
https://trip00.com/condoi-beach
西表島に何度も宿泊した私がおすすめするホテル・民宿4選 | 旅へのチケット
まとめ
波照間島へのフェリー・高速艇の欠航率。この3つのコツを知っていれば怖くありません。
- 欠航率はフェリーが低く、高速艇は高い
- 3m以上の波で高速艇は欠航、5m以上の波でフェリーも欠航
- 揺れが少ない「船の後方通路側の席」を確保すべし!
フェリーや高速艇の欠航そのものは、気象によるものなのでどうにもなりませんが、揺れにくい場所はそれを知っているか否かでどうにかなります。これを読んだ方はラッキーですよ。波照間島へフェリーや高速艇で行く際は、早めに乗船して船の後方通路側の席を確保して最南端の離島を元気いっぱいに楽しみましょう!
<波照間島へのフェリー/高速艇情報>
- 船会社 安栄観光
- 電話 0980-83-0055
- 営業時間 午前6時~午後8時
- ホームページ http://www.aneikankou.co.jp
Copyright© 旅へのチケット , 2017 All Rights Reserved.